Wo mo'

日常×気まぐれブログ☆

働き方を変えて。〜私の転機〜

 

15年。

ずっとサービス業や飲食業に携わってきて

むしろそれしかできないと思ってた私が

事務職に転職したのは6年前のこと。

 

一大決心ではあったものの

今振り返ると私の転機はそこではなく

転職した事務職の会社を「辞める」と

決断した時だったと感じています。

 

 

事務職で就職した会社は

上場企業の知名度もある大きな会社でした。

 

スキルが乏しい私にも

丁寧に教えてくださり、責任もやりがいも

与えてくださいました。

結果的には2年経たずに退職しましたが

「直属の上司に恵まれた」 と今でも思います。

 

恵まれたと感じる素晴らしい上司に

出逢ったものの辞めることを決断したわけは

 

心躍らせて転職したけれど

そこにある環境が

毎日 毎日、私の意欲を削いでいく。

 

 

出勤して 帰るまで

更衣室にエレベーター 

食堂に部署内。

どこにいても  

誰かの非難や挙げ足取りばかり。

 

「自分たちはちゃんとしてるのに あの部署は」

「こんなに頑張ってるのに あいつらのせいで」

 

そんな内容しか聴こえてこない職場環境は

人としても尊敬できる上司が一人いたことが

救いではあっても

此処にいたら心が蝕まれそうで

染まりそうだと

苦痛になっていく日々でした。

 

今となればそれだけ

その方たちも、がむしゃらに 必死に

自分のお仕事されてただけなんだろうな。

自分たちの働きを認めて欲しいと

感じていた方が多かっただけなんでしょうね。

と、振り返ったりします。

 

すぐに去ることは

生活していかねばならないことを考えると

計画性がなさすぎるしと、

今から半年間、見えるものが変わらなければ辞めようと決めました。

 

長年働いていた飲食業を手離す時は

不安で仕方なく退職を決断するまで、とても長い時間悩みました。

 

なのに今回はスパッと決断。大きな変化でした。

長く続けている事柄から離れるのは

とても勇気とエネルギーがいること。

一度そんな経験して 

選択する思考も変化したように思います。

 

あの時、思考の軸にあったのは

安定を手離すという不安をどうクリアしようということ。

 

 

でも今回は

毎日の時間をどう過ごすのか。

 

24時間という限られた時間の中で

どれだけ充実した時間を過ごせるのだろう。

そのことが軸になっていました。

 

退職を決めた時

直属の上司は 真摯に私の気持ちに耳を傾けてくれました。

止めるのは無理だと察した上司は

 あなたのここでこれだけの素晴らしい成果を

出してくれました。感謝しています。

 

と、数値化した成果に優しいお言葉を添えて

伝えてくれました。

 

もちろんお金は必要です。

なので安定した収入を得て

生活のためにその会社に残るという選択肢も

決して不正解ではないですし

嫌だと感じながらも 収入を得る為に

組織の中に身を置き

仕事する人もたくさんおられると思います。

 

どれも間違いではなく

それぞれ、どこに軸があるかだけなのです。

 

私においては、安定した月給と同じくらい

バイトで掛け持ちしてでも

稼ぐことができたらいいと思い辞めました。

周りにはもったいないとか、馬鹿な選択と

思う方もいてましたが

どうしても自分の居場所と感じれない場所に

毎日、魂すり減らしてまですがるより

ここで働いて今日も楽しかった。と思いたい。

その感情に後からついてくるものが

お金であるくらいでいい。

 

 

仕事に費やす時間の中に

充実して過ごせたと

感じられる場所に身を置くことの方が

価値あることだっただけなのです。

 

私の転機は 思考の軸が変わった時。

そしてそれは、人生の転機でもありました。

 

 

現在も変わらず何足かのわらじを履いてますが

ボランティア活動をしながら

障がいと向き合う方への支援事業所に

写真、イベント企画など

多様な職業を経験することができています。

そしてどの場所もそれぞれ有意義で

かけがえのない時間を過ごせています。

 

そう思えている私の場合は

それで間違ってなかったと思うのです。