一人ひとりが「ひび割れ壺」のお話
👸が寝てからの10分ほどの時間は読書のひと時。
先日久しぶりに購入した本は小説でしたが
あたたかく心に響く素敵なストーリーだったので
あっと言う間に読んでしまい
当分読むことないかなと棚の奥にしまいこんだ本を
読み返そうとゴソゴソしてたら
頂きもののまだ読めていなかった本を発見。
なんて失礼なやつだ、わたし。笑
内容はコーチングに関してのもので
今は若干、そんな気分ではないものの
人生の先輩が必要だろうとプレゼントしてくれた本。
ゴソゴソしていた手が最初に掴んだのだから
この本を読むタイミングなんだろうなと思いました。
人生の先輩が今まで贈ってくれた本や詩は
他にもいくつかあって
読んだどれもは心を勇気づけてくれるものでした。
久しくお会いできていないけど
お元気にされてるのかな。
ああそっか。会いに行くタイミングなんだ。
本を読み進めるうちにそう感じるようになり
連絡を取り お会いできることに✨(*´ω`*)
今月は"あ。ちょっとやりすぎた(笑)"と
反省せざるを得ないスケジュール状態だけど
(毎月そんなこと言ってるな。笑)
会えることは嬉しくてワクワクするから
まぁいっか♬です。
そのきっかけをくれた本の末尾に
書かれていたのが「ひび割れ壺」のお話。
素敵な物語だったので
この場でも贈らせていただきますね(*´꒳`*)
**********
(訳: 菅原裕子氏)
インドのある水汲み人足は二つの壺を持っていました。
天秤棒の端にそれぞれの壺をさげ、首の後ろで天秤棒を左右にかけて、彼は水を運びます。
その壺のひとつにはひびが入っています。
もう一つの完璧な壺が、小川からご主人様の家まで
一滴の水もこぼさないのに、ひび割れ壺は人足が水をいっぱい入れてくれても、ご主人様の家につくころには半分になっているのです。
完璧な壺はいつも自分を誇りに思っていました。
なぜなら、彼がつくられたその本来の目的をいつも達成できていたから。
ひび割れ壺はいつも自分を恥じていました。
なぜなら、彼がつくられたその本来の目的を彼は半分しか達成することができなかったから。
2年が過ぎ、すっかり惨めになっていたひび割れ壺は、ある日、川のほとりで水汲み人足に話しかけました。
「私は自分が恥ずかしい。そしてあなたにすまないと思っている。」
「なぜそんなふうに思うの?」
水汲み人足はたずねました。
「何を恥じているの?」
「この2年間、私はこのひびのせいで、あなたのご主人の家まで水を半分しか運べなかった。水がもれてしまうから、あなたがどんなに努力をしても、その努力に報われることがない。私はそれがつらいんだ。」
壺はいいました。
水汲み人足は壺を気の毒に思い、そして言いました。
「これからご主人様の家に帰る途中、道端に咲いているきれいな花をみてごらん。」
天秤棒にぶらさげられて丘を登っていくとき、ひび割れ壺はお日様に照らされ美しく咲き誇る道端の花に気がつきました。
花は本当に美しく、壺はちょっと元気になった気がしましたが、ご主人様の家につくころには、また水を半分漏らしてしまった自分を恥じて、水汲み人足に謝りました。
すると彼は言ったのです。
「道端の花に気づいたかい?花が君の側にしか咲いていないのに気づいたかい?僕は君から落ちる水に気づいて、君が通る側に花の種をまいたんだ。そして君は毎日、僕が小川から帰る途中水をまいてくれた。この2年間、僕はご主人様の食卓に花を欠かしたことがない。君があるがままの君じゃなかったら、ご主人様はこの美しさを家で飾ることができなかったんだよ。」
私たちみな、それぞれユニークなひび割れを持っています。
私たち一人一人がひび割れ壺なのです。
自分を責めてはいけません。
自分のひびをうまく活かす方法を教えるのです。
私たちは どんな花を咲かせるのでしょう。
**********
活かして、活かされて。
どんな場所で どんな色を
私は どんな花を咲かせることができるのかな。
こないだ訪れた公園の水面に空模様。
あー。癒される(*´꒳`*)。。
心も景色も穏やかで静かな時間なのでした。